全国的に拡がっている松枯れ。
私の住む長野県四賀村でも問題視されています。
この村も松茸が採れる事もあり、農薬空中散布の話が出ています。
村ではいろいろな立場により様々な意見がありますが、私は農薬散布は嫌です。
でも嫌だ~!と言っているだけでは何も解決しません。
先日、山に炭を撒いて山を元気にしようとする方達の集まりに参加してきました。
群馬県で活動している方達をお迎えし、一緒に山へ入ります。
山にある枝や腐葉土を集め、その場で燃やし炭を作ります。

無煙炭化器というモノでどんどん燃やしていきます。

短時間で炭になるのでこのあと水できちんと火を消し、枝や腐葉土を片づけた山に撒いていきます。
その場で回せるゴミの出ない効率の良いやり方。

火消しの様子をみんなで見ています。
火消しが重要。
山火事になったら大変だからね。

この企画を教えてくれたお友達とひと休み。
お昼には豚汁も振舞ってくれるし、秋晴れの山は気持ちいいし、楽しかった~。
松枯れはマツノマダラカミキリという虫が原因と言われています。
だから虫を殺す農薬を散布すると...
ただ散布したからといってすぐに松枯れはストップしました!とはならないという説明も聞きました。
1回撒いたら撒き続けることにも繋がります。
同じように時間がかかるならば、私は薬ではないやり方を選びたい。
山から恩恵を受けているのだから少しずつでも返していかなければ...。
農薬散布の説明会にも行きましたが、
実際松枯れ被害の出てる山の持ち主さん、ずっとこの地に住んでいる村の人々も当然守りたい気持ちは同じ。
農薬を使わないで済むなら使いたくない、でも急がないと被害が拡がってしまう...という焦り。
さらにこの村は「有機の里」を掲げており、有機栽培をしている農家さんもたくさんいます。
難しい問題だけど、私の想いはひとつ。
今だけをフォーカスするのではなく、この先何十年も何百年も視野に入れて人にも、何よりこの地とそこに生きるたくさんの命に優しいやり方を選びたいということ。
そうして初めて人間が健やかに暮らせるのだと思うのです。
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コメント
ちゃこ
2012/10/13 URL 編集